外食のバランスチェックもカンタン!
食材や調味料の重量を計ることは、味つけ、エネルギー、塩分などのコントロールを行うために、健全な食事作りにとって欠かせない作業だ。
食材の重量を計るには計量器がいるが、もっと身近な便利な「道具」は、人間に備わった五官(五感)ではないかと思う。
目、耳、鼻、舌、皮膚の五感を駆使することで、料理のおいしさを数量化できるワザを身につけた人が、プロの料理人や栄養士かもしれない。

話は変わって、健康のための食事作りでは「何をどれだけ食べればよいか」を理解することが大きな課題だが、さらに自分にあった食事量を的確に実践するのは難しい。特に、ダイエット食や○○ライスや△△丼など、多様なメニューのある外食のコントロールは難しい。
家庭料理でも、毎回計量器で材料を計るのも面倒である。その時は「勘」に頼らざるを得ない。

そこで役立つのが「目ばかり」である。100gや150gのごはん量を覚えておき、過不足を目で判断すればよい。100gが分かれば、120gも150gもそう難しくない。

実物大100gのごはん量から覚える
私はごはん党で、炊飯器で4合の精白米と1合の玄米を炊き、60g~150gまで、いろいろ重量をラップで包んで冷凍しておき、1日3食とも自分に合う量を食べている。
自分に合う量とは、摂取基準量をベースにして、食欲や主菜・副菜のバランスを加味して決める。
外食では、特に「目ばかり」が役立つ。
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1食分を冷凍しておき、体調に合わせて分量を選ぶ。

目ばかりを学習するには、まず「100gや150gのごはん量」を覚える。
そのためには「そのまんま料理カード」が役にたつ。「そのまんま」「実物大」が本領発揮。
ごはんだけでなく、おなじみの主菜や副菜の主材料とエネルギーを覚えておけば、外食現場では、足し算・引き算で大まかだが正解に近いエネルギーコントロールが可能である。 
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実物大・そのまんま「ごはん」カード 基本のごはん量を覚えられるのがイチバン!
©GUN-YOSHA 2020(文責M)